「つもり」未来図

2018年03月03日

“ 君は先駆者だから、いろんなことで負担をかけている。。ごめん。 “   と 私。

“ ボクハ ミンナ ヤ アタラシク ハイッテクル ヒトタチガ

 幸せに ハタラケル カイシャニ ナリタインヤデ ”

 

その社員が退室のあと、大粒の涙が頬をつたい、何度も何度も拭った。

 

 

幸せの定義は人それぞれであるが、彼のそれはとてもシンプルで希望に満ちている。

年間カレンダーと曜日が頭の中にインプットされているようで、来年3月の予定をケロリと言い放つ。これから訪れる春や夏、秋、冬を過ごしたかのように、否、過ごしていく“つもり”が出来ており、その“つもり”には多くの楽しみや課題といったものたちが詰まっている箱のようにも見える。

 

それをひとつひとつ開けていくのだ。

 

力強く彼はそう宣言しているように感じた。

その先に見えているのが、家族や仲間の幸せ、会社の未来。

誰の影響も受けないその箱の中身は、しっかりと彼のアイデンティティを物語る。

 

共に働くならば “みんなしあわせに”

その箱の中身を見てみたい人が周りに増えると会社は大きく動き出す。