日常と日常について
2019年03月19日
おめでたい宴に招待いただき参加させてもらった。
家族、友人、知り合い、初対面。
様々な人たちが集まり祝福したり、感動したり、涙したり。
感動のおすそ分けをもらい、うるうるきていたとき。
それは目に留まった。
庭の片隅でひっそり咲いていた小さな花。
誰にも見られることなく影にひっそりと咲いていた。
めでたき気持ちと同時に少しさびしい気持ちに包まれた。
目の前の宴の光景や人々の感動的な日常。
特別な日ではあるが、あたりまえの日常。
対照的にだれも知らない日常を過ごしている人たちがいる。
目の前の日常と目に留まらず生きる日常が交わることはあまりない。
何故ないのだろう。という違和感や寂しさ。
だれも知らない日常を過ごす人たちのことを感じてみる。
どの日常も尊く、等しく同じ場所にあるはず。
窓から射す日の温かさに春を感じながら
誰の目にも留まらない庭の小さな花が春を呼んでいる気がした。
もう一つの日常。
長男のハグは何よりも暖かい。