はたらくって?

2019年05月20日

労働とは?  をググってみた。

 

“人間と自然との関係にかかわる過程。すなわち,人間が,自ら自身の行為によって,自然との関係を統制し,価値ある対象を形成する過程が,労働である。”

 

というのがオリジナルの意味合いのようだ。

 

働くってなんだろう?という問いが社内でも少し聞かれるようになった今日この頃。

働き方改革という資本主義経済に長年根ざしてきた“労働”という概念のみをとらえた整備は、

裏を返せば人間本来の在り方を問う機会になっているのではないかと感じている。

 

川下製造業などの自然に直接働きかけない働き方をしている中で“働く”ことをとらえようとすると、どれだけの時間でどれだけ多くの作業が出来るか?または、どれだけ多くのモノを作りだすことが出来るか?という流れにはなりやすいし、そこにはコスト競争も生まれ、優劣がつく。市場経済である以上これは避けられない事ではあるとは感じているが、人がものを創りだしてきた歴史を考えてみると、創造とは他の動物とは違い、本来”人”であるが故の営みであったのだと感じる。

 

結果としてのコストやサービスは測られる対象であることは否めないが、上記に記述した

“自然との関係を統制し価値ある対象を形成する過程”

というものを労働の価値軸として捉え、どのような形で蓄積していけるかが、この先の見えない世の中の道しるべとはならないだろうか。

 

それは、家族が相関しあって暮らしていること。そして社内の働き手が各々相関しあって過ごしていること。またその集団は会社・経営者とも相関しあって繋がっていること。またその企業は社会と相関しあって存在していること。社会は地球や宇宙の意思によって相関させられていること。

 

そのような観点で“人がものづくりをすること”というものを見つめてみるのもオツなものである。