哲学カフェin富山「鬱(うつ)とは何か」参加レポート

2019年07月15日

初めまして

中途採用で2月の初めからプレス課に入社いたしました。

石瀬と申します。

 

入社から5ヶ月とご挨拶が遅れて申し訳ありません。

 

早速ですが、富山の株式会社フジタ様が運営されている。

Factory Art Museum Toyamaにて開催された。

哲学カフェin富山に参加いたしましたので、

会場の様子や自分が感じたことなどを

今回、書かせて頂きます。

 

株式会社フジタ様

HP:https://www.fujita-k.co.jp

FB:https://www.facebook.com/fujita3710/

 

Factory Art Museum Toyama

FB:https://www.facebook.com/FactoryArtMuseumTOYAMA/

 

哲学カフェin富山

HP:http://cafephilotoyama.main.jp

FB:https://www.facebook.com/cafephilotoyama/

 

哲学カフェとは何か、簡単に説明させて頂くと、

毎回用意されたテーマに沿って、

参加者同士で対話形式で語り合おうという会であり、

哲学の専門知識が無くとも楽しめる会となっております。

私も、哲学書はほぼ読んだこともありませんでしたが、参加致しました。

 

今回のテーマは「鬱(うつ)とは何か」でした。

個人的にはとても心が踊るテーマです。

 

まず初めに今回は、

心に悩みを抱える人らの交流の場

「ハッピーサロン」を運営されている

NPOここらいふ代表の松本純子様と

哲学カフェin富山の主催者である

野末雅寛様との対談という形で、

松本様の経歴や、ここらいふでの活動と

今回のテーマの「鬱」についてお話しされました。

 

NPOここらいふ

HP:http://www.coco-life.jp

FB:https://www.facebook.com/cocolife.toyama/

 

ここらいふの活動では、鬱などの精神疾患の方以外にも

障がい者の方々のお話も出てきました。

そのような方々は、やはり企業や世間に馴染むことができず、

周りから否定され続け、精神的に病んでいくということを伺いました。

 

自社ではもはや当たり前のように

障がい者の方々と働いていたので、

そのような現実にショックを受けると同時に

やはり、そのような方々の居場所とは

凄く大事な物なのだと改めて思いました。

 

続いて、松本様に参加者である我々が質問する時間で、

参加者の中には、鬱の当事者だった方や

身近な人が鬱の方もおられ、

それぞれの体験を吐き出す場面もあり、

それについて松本様だけでは無く、

参加者の方々も質問者に回答や、

補足の説明を次々と話されるのを見て、

参加者の方々の熱意の高さを感じました。

 

そして、最後に今回のテーマ

「うつとは何か」について話し合いが行われました。

参加者の皆さんはこれまでの時間で

考えていたことを爆発させるように

次々と話されておりました。

 

主催者である野末様は、

参加者が発言した内容を決して否定せずに受け取り、

時には哲学の用語の解説をからませ、

哲学の知識が無い方にも分かりやすいようにまとめており、

その知識量と思考の柔軟性に感銘を受けました。

 

ここにて私は「鬱とは表現だ」という出だしから、

鬱という症状は自分の心の芯の部分が

ストレスなどの抑圧に耐えきれ亡くなった時に

自分がストレスを抱えているかを

周囲に訴えるための一つの「表現」なのでは

という内容で発表させて頂きました。

 

その内容から、野末様からは

「人間の芯=人格の尊厳=不変的な物」

と受け取って頂き、

カントの「実存主義」の思想が入っている

との説明を受けました。

 

この他、この「実存主義」と対となる

「構造主義」などの話なども出ましたが、

長くなってしまうので割愛いたします。

 

このように、ここでは書ききれない程、

密度のある意見の交換などができ、

3時間があっという間に過ぎてしまう程とても楽しく、

今回の話の中で出てきた「実存主義」などについて

資料から学びたいと思ってしまうなど、

哲学に関する興味をさらに持つことが出来たイベントだったと感じました。

 

次回も開催された際は、

また参加をしてみたいと思います。

 

長文失礼致しました。

 

製造部プレス課

石瀬 将康